ハーバード留学/研究員記録

純国産(純ドメ)の日本男児。 総合商社でアメリカ、中国の投資の仕事をしてきた後、 ビジネスと政治経済の融合を目指してハーバード大学ケネディスクール(Harvard Kennedy School)に留学。 修士課程を卒業した後、現在は同大学の研究員として中国にて現地調査中。 アメリカや中国で感じることについて書いていきます。

2014-01-03から1日間の記事一覧

ケネディスクールで語る日本とアメリカ、東アジア情勢の歴史と未来(4)

直近2013年12月に実施された調査は、日本ではあまり重視されていませんが衝撃的な内容であり、アメリカ国内政治の「変節点」を如実に表しています。ひとつは日本の外務省が行った一般のアメリカ人(1000人)を対象とした「アジアで最も重要なパートナーは?…

ケネディスクールで語る日本とアメリカ、東アジア情勢の歴史と未来(3)

「なぜ日本は勝ち目のないアメリカとの戦争に踏み切ったのか?」これは、ケネディスクールで受けた無数の質問の中でも、答えに窮する難問のひとつです。熟慮の末、筆者の至った考えは、「両国の国内政治が最大要因」というものです。戦争は外交の究極的手段…

ケネディスクールで語る日本とアメリカ、東アジア情勢の歴史と未来(2)

上の写真は、小村寿太郎が号泣したと言われるポーツマス宿泊先のホテルです。一時経営破綻し廃墟となっていましたが、現在はリノベされて高級ホテルになっています。 1905年、ポーツマス条約がアメリカで交渉されている最中、東京にエドワード・ハリマンとい…

ケネディスクールで語る日本とアメリカ、東アジア情勢の歴史と未来(1)

風雲急を告げる東アジア情勢。ゲームチェンジャーは着実に国力を強めている中国ですが、同時にアメリカが強力な発言力を持っていることも共通認識ではないかと思います。靖国神社への首相参拝について、小泉政権下では「容認」していたアメリカは、直近の安…