ハーバード留学/研究員記録

純国産(純ドメ)の日本男児。 総合商社でアメリカ、中国の投資の仕事をしてきた後、 ビジネスと政治経済の融合を目指してハーバード大学ケネディスクール(Harvard Kennedy School)に留学。 修士課程を卒業した後、現在は同大学の研究員として中国にて現地調査中。 アメリカや中国で感じることについて書いていきます。

海外ビジネス

リーダーシップは教育できるか?

「当時の社長から突然電話があり、後継社長に指名したいと言われた。私が社長になるなど想像もしていなかったし、社長の器か自信はなかったので、一晩考えさせて下さい、といって電話を切った。・・(中略)・・・周囲の励ましもあり、思い入れある会社のた…

ハーバードの優等生達

ハーバードの授業の成績評価は、およそ半分がケーススタディを議論する「授業への貢献度」で決まる。 学生はアメリカ等の競争の激しい大学でいわゆる「全優」に近い成績を修めてきたような者が多いので、レポートの提出や筆記試験で大きく差をつけることは難…

ノウハウよりもKnow-who

「中国ビジネスで負けないための戦略は何か?」1月末、Doing Business in Chinaと呼ばれるハーバードで唯一中国ビジネスを正面から取り扱う授業の初回講義で、ハーバードビジネススクールの担当教官であるWilliam Kirby教授は学生に問い掛けた。 カービー教…

「中国」という魔法の言葉

ハーバードビジネススクール(通称HBS)の国際戦略経営論(Jordan Siegel教授)では、急成長する東アジアのポップミュージックをテーマとした授業が行われた。教授自身が徹底的に分析したと断言するだけあり、日本人である自分の目で見ても相当充実した内容…